橋の紹介
昌平橋(しょうへいばし)

全長:23.8m 全幅:30m
構造:コンクリート アーチ橋
完成:大正12年(1923年 関東大震災の直前)

昭和5年に修復、レンガ張りの歩道の増設工事を行なう。
修復時の総工費 49,000円

昌平橋は、千代田区神田淡路町と外神田1丁目の間で、昌平橋通りが走っています。室町時代には「芋あらひ橋」と呼ばれる橋があったといわれています。江戸時代の初期には「一口橋」と呼ばれ、幕末には聖堂とともに広重の「名所江戸百景」にも描かれました。

橋の下流側に水道橋から続く「お茶の水分水路」と呼ばれる治水用のバイパストンネルの出口があります。

<橋名の由来> 江戸幕府五代将軍の徳川綱吉による命名と伝えられます。綱吉は孔子の霊廟として湯島聖堂を創建。儒学の学校として孔子の生地「昌平郷」にちなんで昌平坂学問所を創設、その時に一口橋を昌平橋と改名したそうです。

明治になると「相生橋」と改め、明治6年8月に洪水で流出。明治32年に「昌平橋」に戻りました。

昌平橋
昌平橋