橋の紹介
万世橋(まんせいばし)

全長:26m 全幅:36m
構造:コンクリート アーチ橋
完成:昭和5年(1930年)

総工費 349,539円

万世橋は、神田須田町と外神田を結びます。地下には銀座線が走っています。もともとは「筋交御門」があり、中山道・日光街道・奥州街道などの街道が、川を越える地点でした。

万世橋下流側には船着場跡が残っています。万世橋と昌平橋の間には、旧国鉄万世橋駅の遺構もあります。設計者は東京駅と同じ辰野金吾。明治45年の中央線のターミナル駅で、堂々たる親柱をもつ石張りの橋です。親柱の下には地下室があるそうです。

<橋名の由来>
江戸初期から筋交橋といわれた橋が、明治になって「萬世橋(よろずよばし)」と改名。その後通称の「まんせいばし」と定着。万世橋は昌平橋とともに、江戸から明治・昭和と、橋の位置や架け替えの複雑な歴史を持ち、ふたつの橋の位置関係が逆転していた時期もありました。

いずれにしても初代の万世橋は、現在とは位置が異なっており、むしろ昌平橋だっとともいえそうで、これは本格的に調べてみなければ訳がわからなくなりそうです。

万世橋
万世橋